現在の私たちは年賀状をはじめとする手紙のやり取りなど、切手や郵便にかかわりの深い生活を送っています。今でこそ身近な切手や郵便、今回はその歴史を紐解いていきたいと思います。

 

郵便制度ができる前に郵便を届けるにはどうしていたのか

 

江戸時代には時代劇などでもおなじみの「飛脚」が現在の郵便制度が持つ働きをなしていました。彼らは書物や貨物を運ぶだけでなく、金銭の輸送も行うなど事業が細分化され、組織化されていました。

 

現在の郵便制度ができたのは明治時代

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現在の郵便制度が作られ、切手が使われるようになったのは明治時代に入ってからのことです。

 

1871年に東京・京都・大阪の3つの都市間で本格的な郵便制度がスタートし、日本で最初の郵便役所(現在の郵便局)が作られました。翌年にはすでに開国の影響で物の出入りが激しかった横浜・神戸・長崎・函館・新潟などにも郵便役所がつくられ、さらなる発展を見せました。

 

その後、1873年には全国に1000以上の郵便取扱所が登場したことから、郵便制度は急速に全国に広がったことがわかります。

郵便制度の父

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さて、ここで日本の郵便制度を語る上では欠かせない人物を紹介しておきましょう。そう、「前島密」です。

 

彼は日本における郵便制度の父と呼ばれており、ハガキ・切手・郵便といった名前を付けた人物として知られています。

 

彼は幾度となく切手の図案に採用されているので、郵趣ファンの方ならば知らないという方はいないのではないでしょうか?

切手はなぜ誕生したのか

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世界の切手の歴史を見るうえで重要なのは、「近代的な郵便制度とは何か」定義することです。

一般的に近代的な郵便制度とは

 

  • 1.低額な全国均一料金
  • 2.その国内全域に郵便集配ネットワークが広がっていること
  • 3.料金の前納
  • 4.誰でも、平等に利用できること

 

この4点を同時に満たした制度のことを指します。

 

3に掲げた「料金の前納」を達成するために登場したのが「切手」なのです。

 

近代的な郵便制度はイギリスでいち早く導入され、ビクトリア女王の肖像画を用いた世界初の切手が1840年5月6日に発行されました。それからこの制度はまずヨーロッパ諸国やイギリスの植民地に広がり、現在では世界各国でこの近代郵便制度と切手が導入されています。

日本における切手の歴史

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イギリスで世界初の切手が発行されてから遅れること約30年、日本では1871年4月20日に国内初となる切手が発行されました。この当時にはまだ近代的な通貨制度が日本にはなく、江戸時代の通貨単位である「文」が額面には書かれました。このことからこの初期の切手は「竜文切手」と呼ばれています。

 

1872年になると額面を「銭」とする「竜銭切手」が発行。この切手には初めて目うちが入れられました。現在と同じ「円」という額面を持つ切手が使われるようになったのは1883年になってからのことです。

 

日本では明治時代に入って切手が登場して以来、現在に至るまでおよそ8,000種類以上の切手が発行されています。そして現在も毎月のように新しい切手が登場し、その種類も右肩上がりに増え続けています。

 

切手の形を見ても当初の四角形の形のものだけでなく、円形やハートの形をしたもの、さらにはキャラクターの形になっている切手など、非常に多くの切手があります。

 

【まとめ】

 

今回は郵便制度と切手の歴史についてみていきました。
郵便の歴史や切手の歴史、それらを知ることで切手コレクションをはじめとする郵趣がもっともっと楽しくなることを願っています。

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